- 2024年6月30日
- 2024年6月30日
楽天モバイルがプラチナバンドに対応! - スマホおすすめガイド
プラチナバンドとは?
プラチナバンドの特徴と重要性
プラチナバンドは、700MHz帯の周波数帯域を指し、その特性から携帯電話サービスにおいて非常に重要な役割を果たします。楽天モバイルにとって、このプラチナバンドは通信サービスの質を大きく向上させる「最終兵器」とも言える存在です。
プラチナバンドの主な特徴:
- 電波の回り込みが良く、建物内や地下でも届きやすい
- 広いエリアをカバーできるため、効率的なネットワーク構築が可能
- 障害物に強く、安定した通信を提供できる
楽天モバイルがプラチナバンドを獲得するまでの経緯
楽天モバイルは2023年10月23日、総務省より700MHz帯(715〜718MHz/770〜773MHz)の3MHz幅の割り当てを受けました。これにより、楽天モバイルは他の大手キャリアと同様にプラチナバンドを活用したサービス展開が可能となりました。
2024年6月に開始されたのはband 28(700MHz帯)となっています。
ついに楽天モバイルでプラチナバンド対応!
今回のプラチナバンド対応により、auのローミングが終了したあとでも安定した通信が見込めそうです。
現在は、「三木谷キャンペーン」も開催されていますので、かなりお得感はあります。
商用サービス開始日と提供エリア
楽天モバイルは2024年6月27日、プラチナバンドの商用サービスを開始しました。
サービス開始に際し、楽天モバイル代表取締役会長の三木谷浩史氏が登壇し、ボタンを押すセレモニーが行われました。
提供エリア
- 初期段階:東京都内の一部エリアから開始
- 今後の展開:順次、全国の主要都市部へ拡大予定
通信品質の改善
プラチナバンドの導入により、楽天モバイルの通信品質は大幅に向上すると期待されています。
注意したいのが、これまで楽天モバイルでぇあ、楽天回線のつながりが悪いエリアでは、au回線を利用した通信が行われており、auのプラチナバンドも活用されてきました。
エリアにもよると思いますが、楽天モバイルがプラチナバンドに対応したことにより、ユーザーが体感できる違いはそこまでないかもしれません。
通信エリアの拡大と電波の届きやすさの向上
プラチナバンドの導入により、楽天モバイルの通信エリアは大幅に拡大します。
特に、以下のような場所での通信品質向上が期待されます。
- 都市部の高層ビル街
- 郊外の広範囲エリア
- 山間部や島しょ部などの遠隔地
屋内や地下での通信品質改善
プラチナバンドの特性を活かし、以下のような場所での通信品質が大幅に改善されます。
- オフィスビルや商業施設の屋内
- 地下鉄や地下街
- マンションやアパートの室内
これにより、楽天モバイルユーザーはより快適な通信環境を享受できるようになります。
楽天モバイルの5Gエリア拡大計画
プラチナバンド対応が今回の最大のトピックスでしたが、楽天モバイルでは、5G環境についても構築を推進しています。
Sub6エリアの拡大予定
楽天モバイルは5G(Sub6)エリアの拡大も積極的に進めています。
- 2024年内に関東地方のSub6エリアを最大1.6倍に拡大
- 東海地方では約1.7倍、近畿地方では約1.1倍に拡大済み
- 全国でMassive MIMOにおけるビームフォーミング機能を拡張
プラチナバンドと5Gの連携による通信環境の進化
プラチナバンドと5Gの連携により、楽天モバイルの通信環境は大きく進化します。
- プラチナバンドによる広範囲かつ安定した通信の確保
- 5Gによる高速・大容量通信の提供
- 4Gと5G間のスムーズな切り替えによる、シームレスな通信体験の実現
これらの施策により、楽天モバイルは「つながりやすさ」と「高速通信」の両立を目指しています。
プラチナバンド対応端末
楽天モバイル取り扱い端末におけるプラチナバンド対応端末をまとめていきます。
プラチナバンド対応機種
楽天モバイルでは、プラチナバンド(700MHz帯)に対応した端末も販売中です。
2024年6月末時点の楽天モバイル取り扱い端末の中で、プラチナバンドに対応しているのが以下となります。
iPhone シリーズ
- iPhone15
- iPhone15 Plus
- iPhone15 Pro
- iPhone15 ProMax
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12
- iPhone SE(第3世代)
Rakutenシリーズ
- Rakuten Hand
- Rakuten Big
AQUOSシリーズ
- AQUOS R8
- AQUOS wish3
- AQUOS sense7
- AQUOS sense8
- AQUOS sense6s
- AQUOS wish
- AQUOS sense6
- AQUOS zero6
参考:Sharp公式サイト
OPPOシリーズ
- OPPO Reno11 A
- OPPO Reno9 A
- OPPO Reno7 A
- OPPO A79 5G
- OPPO A55s 5G
- OPPO Reno5 A
参考:OPPO公式サイト
Galaxyシリーズ
- Galaxy S23
- Galaxy A23 5G
- Galaxy Z Flip4
参考:Galaxy公式サイト
Redmiシリーズ
- Redmi Note 11 Pro 5G
参考:Xiaomi公式サイト
Xperiaシリーズ
- Xperia 5 V
- Xperia 10 V
- Xperia 5 IV
- Xperia 10 IV
参考:Xperia公式サイト
※対応機種は随時更新されますので、最新情報は楽天モバイル公式サイトでご確認ください。
今後発売予定のプラチナバンド対応端末
今後、日本国内で発売される端末もほとんどの端末がプラチナバンド対応になると想定されます。
band 28のプラチナバンドに対応しているスマホは2016年頃から増え始めて来ていますので、2024年時点ではおそらく多くの方のスマホが対応しているかと思いますが、「ご自身の端末名 対応バンド」などで検索してみてください。
プラチナバンド導入に伴う料金の変更は?
楽天モバイルでは、プラチナバンド導入に伴う料金の変更はありません。
Rakuten最強プランの変更点は?
- 現行の料金プランに変更はありません
- プラチナバンドの利用に追加料金は発生しません
- 対応端末をお持ちのユーザーは自動的にプラチナバンドを利用可能
他社との比較
今回のプラチナバンド対応により、他社回線であるキャリア・格安SIMとの比較を行っていきます。
大手キャリアとの通信品質の差
プラチナバンドの導入により、楽天モバイルの競争性が高まるかについて考察していきます。
プラチナバンドの導入により、以下のような改善が見込まれます。
- 屋内や地下での通信品質が大幅に向上
- 広範囲をカバーする能力が強化され、エリア面での差が縮小
- 安定した通信品質の提供が可能に
ただし、楽天回線でのプラチナバンド導入以前においても、au回線のローミングにおいてはプラチナバンドが利用されていました。
そのため、ユーザーがプラチナバンドの恩恵を体感できるのでは限られたシチュエーションになりそうです。
また、docomo/au/Softbankにおいては、プラチナバンドは当たり前に対応していますので、楽天モバイルが他社に並んだというだけになります。
MVNOとの差別化ポイント
格安SIMを提供するMVNOでは、キャリアの回線を利用してサービス提供を行っていますので、こちらも当たり前にプラチナバンド対応でサービス提供されています。
今回の楽天モバイルのプラチナバンド対応により、他社格安SIMと比較して楽天モバイルの優位性が高まるということもありません。
よくある質問(FAQ)
プラチナバンドを利用するために必要な手続きは?
プラチナバンドの利用に特別な手続きは不要です。
対応端末をお持ちの場合、自動的にプラチナバンドを利用できます。
お使いの端末がプラチナバンドに対応しているかご確認ください。
既存ユーザーはどのようなメリットを受けられる?
既存ユーザーは以下のようなメリットを享受できます。
- 屋内や地下での通信品質向上
- 広範囲での安定した通信の実現
- 追加料金なしでのサービス品質向上
参考リンク
楽天モバイルのプラチナバンドに関する参考リンクを掲載しておきます。